夏の海の純情
私の部屋から車で2時間。
着慣れない水着で砂を踏み手を引かれ
大して青くもない水の上に浮かぶ。
「ジェットスキーに乗ろう」と言うキミ。
そうね、こんな気持ちになったら
そういうことに挑戦するのもいいかもね。なんて
カマトトぶった私の小さい胸がいつもと違う鼓動を打つ。
キミの背中は冷たい。
この乗り物から降りたら次はどこに行くんだろう
いつもの悪い癖
日焼けした肩と頬に追い討ちをかけるシャワーの温度
着替えるヒマも惜しい。
1日何も食べなくても平気。
1日中ここにいても平気だよ。
思い出としては極上だから
多分一生分のせつなさをキミに捧げるよ
だから、さびしいなんて言わないで。

